The journal
レビュー
演奏会のあとに、その夜の響きを言葉で残す。
- 東京交響楽団 名曲全集——熊倉優のR.シュトラウス、ウドヴィチェンコのコルンゴルト
2026年7月11日、ミューザ川崎の名曲全集。熊倉優の端正な棒で東響はよく鳴り、ウドヴィチェンコのコルンゴルトが白眉。東響の持ち味が出たコンサート。一方で、R.Strauss、モーツァルト共に、陰影とか、情感、あるいは死や地獄を感じさせる深みの表現といった点はあまり感じられなかった。
- 読響×ボルトンのエルガー《ゲロンティアスの夢》——三者がひとつに噛み合った夜
読響×ボルトンの定期で聴いたエルガー《ゲロンティアスの夢》。日本ではめったに上演されない大作オラトリオを、ソリスト・合唱・オーケストラのすべてが噛み合った見事な実演で受け取った夜。
- ヴァンスカ×都響——シベリウス交響曲第1番・第4番を聴いて
都響スペシャル(ヴァンスカ指揮)でシベリウスの交響曲第1番と第4番を聴いた感想。エネルギッシュな第1番と、深く静かな広がりを見せた第4番。
- ルスティオーニ×都響——1月の2公演を聴いて
2026年4月に都響の首席客演指揮者に就任するダニエーレ・ルスティオーニが、就任直前の1月に振った2つの定期演奏会についての感想です。