クラシック音楽のプレビュー・レビュー・楽曲ガイド
演奏の背後にある文脈——作品の構造、演奏家の意図、楽団の個性——を読み解くプレビューと、 聴いたあとに残す記録。静かなアーカイブです。
最新の記事を読む東京都交響楽団 第1047回B定期(スザンナ・マルッキ指揮、ジョン・レリエ、シルヴィア・ヴェレシュ)。デュカスとバルトーク、二つの「青ひげ」オペラの間にドビュッシー《夜想曲》を挟むプログラムです。
2026年7月11日、ミューザ川崎の名曲全集。熊倉優の端正な棒で東響はよく鳴り、ウドヴィチェンコのコルンゴルトが白眉。東響の持ち味が出たコンサート。一方で、R.Strauss、モーツァルト共に、陰影とか、情感、あるいは死や地獄を感じさせる深みの表現といった点はあまり感じられなかった。
読売日本交響楽団4月定期は、エルガーの大作オラトリオ《ゲロンティアスの夢》。日本では初演から50年以上経っても通算上演が10回に届くか届かないかという珍しいこの作品を、英国での定番ぶりとの対比も含め、構成・音楽的特徴・具体的な聴きどころから読み解く。
読響×ボルトンの定期で聴いたエルガー《ゲロンティアスの夢》。日本ではめったに上演されない大作オラトリオを、ソリスト・合唱・オーケストラのすべてが噛み合った見事な実演で受け取った夜。
東京都交響楽団 第1043回B定期(カラビッツ指揮、久末航独奏、ラトリー・オルガン)。ブラームスのピアノ協奏曲第1番、サーリアホ《地球の影》日本初演、プロコフィエフの交響曲第4番初版という、語法も独奏との関わり方も異なる三曲が並びます。
NHK交響楽団 定期公演Aプログラム(ルイージ指揮、フォーグラー独奏)。ハイドンのチェロ協奏曲第1番とブルックナーの交響曲第9番。ブルックナー9番の楽曲構造分析表付き。